Staff スタッフ
-
櫻井武晴/脚本TAKEHARU SAKURAI
Profile1970年生まれ、東京都出身。東宝映画でプロデューサーを務め、1995年に「第一回読売テレビシナリオ大賞」を受賞。2000年にフリーに転身。2013年には自身初となるアニメーション作品、映画『劇場版名探偵コナン 絶海の探偵』の脚本を担当し、それ以降、同劇場版シリーズも複数手掛ける。主な作品は、テレビドラマ「科捜研の女」シリーズ(02~20/EX)、「相棒」シリーズ(02~13/EX)、「ATARU」(12/TBS)、「記憶捜査」シリーズ(19~20/TX)、映画『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』(09)、『麒麟の翼』(12)、『相棒シリーズ X DAY』(13)、『劇場版ATARU』(13)、『劇場版名探偵コナン ゼロの執行人』(18)などがある。現在、映画『劇場版名探偵コナン 緋色の弾丸』(4月)が公開中。
-
川井憲次/音楽KENJI KAWAI
Profile1957年4月23日生まれ、東京都出身。1986年に押井守監督映画『紅い眼鏡』で劇伴作曲家としてデビュー。以降、アニメーション映画『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』(95)やNHK大河ドラマ「花燃ゆ」(15/NHK)、連続テレビ小説「まんぷく」(18/NHK)、NHKスペシャル「人体」(17)など多数の映像作品に音楽を提供している。「科捜研の女」シリーズには、シーズン3から参加。主な作品は、映画『リング』シリーズ(98)、『GANTZ』シリーズ(11)、『劇場版 仮面ライダービルドBe The One』(18)、『さよならの朝に約束の花をかざろう』(18)、『イップ・マン』シリーズ(08〜19)、『機動警察パトレイバー the Movie』シリーズ(89〜20)などがある。
Comment通常TVシリーズの場合、何曲か作っておき、それを音響の方が選曲、編集をして映像にはめていきますが、今回は映画ですので、映像を観ながら作ることができました。それだけに、演技に合わせた仕掛けもできて、私にとってとても楽しい作業でした。 監督からはテーマ曲をなるべく出し惜しみして、フルバージョンは最後までとっておきたい、という指示をいただきましたが、作っているうちにガマンできず、寸止めではあったものの、ややフルバージョンになっちゃったものもあって反省しています・・・。 今回の科捜研は、転勤してしまったスタッフが再登場し、マリコにのせられて活躍したりするところが登場人物に思い入れがある私にとってすごく楽しく、そして嬉しかったです。 また近いうちにぜひとも劇場版2を期待したいところです!
-
兼﨑涼介/監督RYOSUKE KANESAKI
Profile1975年11月20日生まれ、広島県出身。多摩美術大学美術学部を卒業後、東映京都撮影所演出部に入所。映画『RED SHADOW 赤影』や『TANNKA 短歌』などで助監督を務めたのち、『メタル侍』(08)で商業監督デビュー。テレビドラマ作品を中心に、監督として多くの作品の演出を手掛ける。主な作品は、テレビドラマ「科捜研の女」シリーズ(09~19/EX)、「相棒」シリーズ(14~18/EX)、「テレビ朝日開局55周年記念番組『宮本武蔵』一夜・二夜」(14/EX)、「信長のシェフ」(13~14/EX)、「遺留捜査」シリーズ(17~21/EX)、「刑事7人」シリーズ(17~20/EX)、「刑事ゼロ」(19/EX)などがある。
Comment京都撮影所演出部所属が決定した際、初めて見学した現場が「科捜研の女」でした。「見てるくらいなら手伝え!」と言われ、助監督としてのキャリアをスタートした私が、20年の時を経て、監督として『劇場版』を演出。想像をすらした事のない未来がやってきました。 様々な“科学”をモチーフとして“人間ドラマ”を構築していく「科捜研の女」の魅力を、映画化により、さらに掘り下げていける!しかも「マリコたち」と一緒に。それは映像的な事でもあり、物語的な事でもあり。これまで以上に“大胆でドラマチック”な「科捜研の女」を作りあげていく未来!想像すると楽しみでしかありません。
Music 主題歌
-
遥海/主題歌HARUMI
「声」(Sony Music Labels Inc.)
Profile日本とフィリピンでの生活で培った様々な音楽的バックグラウンドと、喜怒哀楽の豊かな感情を声にのせ、日本語、英語を使ってハイブリッドに表現するシンガー。2020年、シングル「Pride」でメジャーデビュー。2020年11月には、ミュージカル「RENT」の日本版公演にて、スパニッシュ系のダンサー「ミミ」役で出演した。
Comment20年以上も続く、歴史の長い素晴らしい作品に携われてとても光栄に思います。沢山の方々に愛されてるからこそ、責任を持って、そして、心を込めて大事に「声」を歌わせて頂きました。この曲が、映画をご覧になる皆さん、聴いていただける皆さんの心に響いたら嬉しいです。
劇場版は完全に満足がいくものになっていて、これまでに書いた映画で初めて、一観客として楽しんで見ることができました。劇場版には数多の歴代キャラクターが再登場します。その全員にスポットライトが当たる場面を作りました。全員が主人公になれるほどの得意技を持っているので、その中でマリコが主人公であり続けるのはなかなか大変でしたが、だからこそマリコは、登場人物の中で一番『純粋すぎる科学者』に見えるように描こうと心がけました。また、今作はこれまで長い間『科捜研の女』をテレビで観ていただいた方々に向けて『お祭り映画』を書いたつもりです。今は、お祭りの関係者というのはこんな気持ちなのかもしれないと感じています。とても待ち遠しくて、その分不安も大きくて…。できるだけたくさんの人々にお祭りに参加してほしいと思っています。