この度、9月16日(木)に丸の内TOEIにて大ヒット御礼舞台挨拶を実施致しました。本イベントには主演の沢口靖子、内藤剛志、兼﨑涼介監督の3名が登壇。
公開から14日が経った本作。沢口の元には多く反響が届いているといい、「とにかくすごい面白かった!佐々木蔵之介さんとの迫力のある対峙シーンにドキドキした!クライマックスはどうなってしまうのかと心配したわ、など嬉しいメッセージが届いています!毎年1作は作ってほしいという連絡もありました!」と笑顔を見せ、内藤は「俳優仲間や同業者からたくさん連絡をもらいました。うれしい限りですね。みんなこの作品に出演できなくて悔しがってると思いますよ!」と改めて自信を覗かせました。また本イベントのバックパネルには大きなQ(=謎・Question)の文字がデザインされており、映画の謎解きを楽しくするためのポイントを聞かれると、兼﨑監督は「櫻井武晴さんからの脚本というゴールに向かって階段を上っていくなかで、観ていただく方にはゴールには直接関係がない謎も用意し、寄り道をしながら楽しんでもらいたいと思いながら、作っています。いろいろな視点をみなさまにもってもらえるように心がけています。」とSNSでも騙された!と話題になっている本作に対してのこだわりを明かしました。
また、イベント内で「科捜研の女」の新シリーズであるSeason21の初回放送が10月14日(木)よる8:00~と発表され、会場は大きな拍手に包まれました。そんなお客さんの盛り上がりを見て沢口は「劇場版を観て、さらにTVシリーズを見たくなった!とお声をいただいていたので、またマリコとして活躍できることが嬉しいです。」とコメント。また内藤は「劇場版の宣伝をしている時に、(新シーズンのことは)絶対に言うな!と言われていたのでしんどかったです(笑)。映画をご覧になっている方は、2倍3倍、いや5倍楽しめますよ。」と意気込みを語りました。
新シリーズの展開について沢口は「ドラマの第1話では、土門刑事と元夫の倉橋(渡辺いっけい)との3ショットが映画に引き続き見られますので楽しみにしていただきたいです。ぜひ劇場版をご覧になってから、TVシリーズをご覧になっていただきたいです。2話以降も怒涛の展開と劇場版に登場したキャラクターたちにも会えるのでご期待ください!」とさらなる自信を語りました。
まだまだ謎が隠されている本編という事で、本作の撮影秘話についてキャスト達がそれぞれのエピソードを語りました。本作でマリコの母を演じている故・星由里子さんの登場シーンについて、監督は「脚本の段階では京都の巨大スクリーンに、とあるニュースが映っているという設定だったのですが、自分が担当していた回で星さんがTVを見ているシーンがあったという事を思い出して。直接活躍を知らなくても何気ない日常の中で、見守っている家族がいることを演出したいと思い、そのシーンを使用しました。」と今の時代だからこそ届けたいメッセージを込めていたことを明かしました。そんなエピソードを聞き沢口は「この作品の中で生き続けてくださっている、マリコを見守ってくれていると感じました。この作品の温かさ・やさしさですね。」と感慨深く語りました。
さらにこの日は、主題歌「声」を担当した遥海が大ヒットのお祝いに、花束を持って駆けつけました!劇場版の主題歌「声」が「科捜研の女」Season21の主題歌にも決定されたことが発表となり、遥海は「20年以上の歴史を持つ素晴らしい作品の映画、そして引き続きドラマの主題歌を担当させていただけるなんて、本当に夢のようで嬉しかったです。レコーディング前に映画本編を5回観ました!」と改めて喜びをコメントしました。沢口も楽曲を聞き「遥海さんの力強い歌声、歌詞のひとつひとつが胸に響きました。映画の中で思ったように鑑定結果が出ない中でもあきらめず前に進むマリコに重なり胸があつくなりました。」とコメントしました。
イベントの最後には、沢口より「みなさまの応援のおかげで、今日こうしてこの場に立つことができました。改めて、これまで応援してくださったみなさま、ありがとうございます。劇場版を撮り終わったときに、登ったことのない険しい山に登り切った気持ちだと、お話していたのですが、劇場版が無事公開し、そして新シリーズも公表され、「科捜研の女」にはまだまだ見たことのない新たなステージが待っていたのかと、改めてこの作品の底知れぬ魅力を感じています。皆様のまだ知らない新たな科学の世界、そしてこのドラマの世界に引っ張っていきますのでマリコと一緒にこれからも「科捜研の女」を楽しんでくださいね。」とお客さまへの感謝の気持ちと、これからの「科捜研の女」への期待を伝えました。