この度、9月4日(土)に公開記念舞台挨拶イベントを実施いたしました。
「科捜研の女」シリーズの初の劇場版を盛大にお祝いするために、テレビシリーズの現レギュラーメンバーである沢口靖子, 内藤剛志, 若村麻由美, 風間トオル, 斉藤暁, 渡部秀, 山本ひかる, 石井一彰, 兼﨑涼介監督の計9名が勢ぞろいして登壇。20年以上にわたって放送されてきた「科捜研の女」シリーズの集大成!ということで、座長・沢口靖子をはじめ、登壇キャストらには並々ならぬ想いが溢れ、映画公開の喜びもひとしお。そして、公開を待ち侘びていたファンも映画への期待は高まるばかり!期待コメントをSNS上で募集したところ、「待ちきれない!」など熱いコメントが多く寄せられ、一足先に映画をご覧になった方からは大絶賛のコメントも到着。それらをバックパネルに反映し、キャストへとお披露目されました。
映画をご覧になった観客の大きな声援に迎えられ、画面からそのまま登場してきたような役衣装で登場したキャスト陣。
観客のみなさま、そしてテレビカメラの向こうにいる全国191の劇場の皆様に向け、一人ずつの挨拶をいたしました。「このような状況の中、お越しいただきましてありがとうございました。今日という日を迎えられて胸がいっぱいです。」と沢口が挨拶をすると、内藤は「映画を観て、ちょっと気分が変わるきっかけになれば嬉しいです。今日は楽しくやりましょう!」と威勢よく場を盛り上げると、他キャストも「まいどー!今日のおやつはなんですか!?科捜研の集大成ということで全力で臨ませていただきました!」(若村)、「科学とひとときのお茶担当、宇佐見です。」(風間)と役になりきりコメント。所長の日野演じる斉藤は「映画化されました。バンザーイ!」、渡部は「感無量です。ファンの皆さんのおかげです。」山本「涌田亜美です!完成した映画は大好きで、グッズもパンフも買いました。映画をきっかけにドラマもたくさん見てくださいね!」石井「辛いものが苦手な蒲原です。沢口さんが前回の完成報告イベントで観客のみなさんにご報告する、という夢が叶わなかったのですが、本日無事にかなって嬉しいです。楽しい時間を過ごしましょう!」と各キャストの個性が際立つコメントとなりました。
そして兼﨑監督からは、「科捜研に参加したのは、20年前に京都の現場を見に行っていきなり手伝えと言われたのがスタートです。まさか自分が映画の監督をすることになるとは…と、とても嬉しかったです。監督は一番最初の観客なのですが、すっごい面白いものができました!」と観客と共有する嬉しさを滲ませた。
ここで、お祝いコメントが紹介され「一回じゃ足りない」「エンドロールで涙」というコメントに、沢口は「みなさま、熱い拍手をありがとうございます。ご声援聞こえていますよー!ありがとうございます!」と感謝の意を伝えた。
そして今回、ステージの後ろに掲げられた期待コメントCPで集まったコメントや試写をご覧になった方からのコメントメッセージ入りのバナーについて、気になるコメントを求められ各キャストが思いをたっぷりに答えました。
兼﨑監督:
“ミステリー業界にとって誰にとっても必見の映画だ”
「必見と言われると嬉しいですね。毎日どうやって事件を起こそう、それをどんなふうに解決しようと考え続けている身としては、こう言われると本当に嬉しいです!」
渡部:
“いま、一番心待ちにしているのがこの映画を見ることです。遠くからでも熱く応援しています。”
「科捜研は、マリコが世界を救うというメッセージもあるので、このような時期なので、そう言ってくれるのは嬉しいですね。」
山本
“父親が1話を観ていなかったら、あるいはこの作品が続いていなかったら私はここにいなかった。”
「なんだかジーンときてしまいました…。いろんな事情があるんだなって。」
石井
“科捜研のおかげで科学の面白さに気づき、科学の道に進みました。”
「お手紙とか、SNSのコメントなどで小さいお子さんから意見をいただいたりすることもあるんですが、ドラマを観て専門的な仕事をすごいねと言ってくれて嬉しいです。」
風間
“毎シーズン科捜研の分析機械が進化しているので、密かにワクワクしています。”
「そこを見ているんだ!っていう(笑)撮影で機械の上にコーヒーカップを置いて飲んでいたんですけど、よくよく聞いたらその機械の値段が1億円するんだよと聞いて、もう置くのはやめました(笑)」
斉藤
“映画の告知があってから、7歳の子供とめちゃくちゃ楽しみにしています!”
「感激しちゃいますね。科捜研は薬品名とか難しい言葉が出てきますけど、子供にもわかるようにたくさん気を遣いながら進行して、スタッフのみなさんは大変な苦労をしていると思いますね。観てくれてありがとう!」
ここで「#科捜研全国ジャック中」がTwitterトレンドランキング1位に入った報告があり、大拍手!まさに『科捜研の女 -劇場版-』が全国をジャックしました!
内藤
“こんな時代だからこそ、俺たちにはマリコが必要だ。”
「全国の皆様にも聞いてみたいのでいいですか?(マイクを観客の方へ向けて)俺たちにはマリコが必要か?
(それに対して観客から大きな拍手!)
マリコはいつも明日を見ているんですね。未来を悲観しないというのがこのドラマの一番のテーマだと思っているんです。マリコだけは絶対に逃げないし裏切らない。最後には必ず結果を出す。未来を信じる目をしているんですね。僕はこういう時代だからこそ必要だと思って、これを選びました。」
若村
“クライマックスが予想外の展開で楽しかった”
「劇場版として、(皆さんに語りかけるように)クライマックスが予想外の展開で楽しかった方―!(会場からは大きな拍手)ありがとうございます!最後、どうなるかワクワクしながら楽しんで欲しいです。テレビを見たことがない方でも、楽しんでいただけると思いますので、是非観ていただきたいなって思います。」
沢口
“小さい頃から見ていた「科捜研の女」にはいつも助けられていました”
「私も、今日はみなさんからの熱いメッセージに助けられました。胸がジーンときています。幅広い層の方々が愛して支えてくださっている作品なんだと噛み締めています。みなさま本当にありがとうございます。」
そこで、SNSからの質問が到着。「沢口さん、内藤さんに質問です。 ファンのみなさんからは「ドモマリ」の愛称で楽しまれているマリコと土門刑事ですが、 映画内では、さらにファンをやきもきさせるような「いい夫婦」なコンビを見せていました。 今後、この二人はどのような関係になっていくのでしょうか?」との質問に沢口は、「マリコも土門も、同じ方向を向いていますね。ますます絆が深まっています。映画ではシリーズ最強の敵と対決しました。二人にとっての集大成…ですか?」とちらりと内藤に目線を送ると、「僕とやっちゃん(沢口)は打ち合わせをしたことがないんです。でも一回だけ難しいシーンでやっちゃんから、「どういう気持ちで演じている?」と聞かれて、あえて言えばお兄さん、兄妹以上だけど親戚未満という関係なのかなと答えました。いまから何十年か経った時に、“ドモマリ“という言葉が、恋人ではないのだけど、信頼し合った関係という意味になればいいなって思いました。」
映画のお気に入りのシーンについて聞かれると、監督は「オープニングで、美しい京都で紅葉が舞っていくところ。」、渡部も「秋の京都が素晴らしいです」、山本は「まあるいあれが、てん…てん…」と危うくネタバレしそうに口をつぐみ、石井は「東福寺を東映の照明部さんがライトアップしてくれて美しかった」、斉藤は「一つ目はマリコが殺気迫る目をしていたクライマックスですね。もうひとつは、私の奥さん宮地雅子さんのとシーンです。ドラマ初登場時、プロデューサーが誰がいいですかと言ってくれて、あの人を選んだのは僕です。」、若村は「紅葉が敷き詰められた美しい場所にご遺体がある。美しい夜のシーンですね。」とそれぞれも心に残ったシーンを披露した。
「映画化のお話があったのは、今からちょうど2年前。科捜研の女は4クール連続放送中で、その撮影に追われていた2019年の秋でした。長年支えてくださった方への感謝を込め、精一杯撮影に臨もうと、みんなで誓いました。
そのときは、後でこんなに大変な事態が来るとは思いもしませんでした。でも諦めずにきて、本当によかった。今日この場にこのメンバーで立てて、本当にうれしいです。 全国の劇場へ足を運んでくださったみなさん、本当にありがとうございます。私たちをこの場に連れてきてくださったのは、あなたたちです。この映画を見て、少しでも元気になっていただけたなら、私たちは最高に幸せです。本日はありがとうございました。」と胸がいっぱいになり、うっすら涙を浮かべながらも、感謝の意をしっかりと伝え、感激の公開記念舞台挨拶を締めくくりました。